国際緊急経済権限法 (International Emergency Economic Powers Act)??

 202519日は、ジミー・カーター元大統領の国葬が厳かに行われ、連邦政府も、証券取引所もお休みです。そんな中、カーター大統領によって署名された1970年代の法律に再度注目が集まっています。それは、アメリカのメディアが、トランプ次期大統領はこの法律を使って全体的に広く関税を課す可能性を報道したからでしょう。

その法律が、International Emergency Economic Powers Actです。日本語に訳すと国際緊急経済権限法です。これはアメリカ合衆国の国家安全保障、外交政策、または経済に対する異常で並外れた脅威 (any unusual and extraordinary threat) に対処するために、その脅威の全体または重要な一部がアメリカ合衆国外から発生する場合でないと宣言することができません。この法律の制定以前も大統領が緊急事態を宣言することが出来ましたが、この法律によって、脅威が、アメリカ合衆国外から発生する場合という制限が明確になりました。つまり、大統領の権限に一定の制限が設けられました。

トランプ大統領が、この法律を持ち出したのは今回が初めてではありません。実際に、トランプ政権1.0では、この法律を根拠にメキシコに対して高い関税をかけると主張したこともあります。

トランプ政権2.0では、実際にこの法律を利用して関税が課せられることはあるのでしょうか。

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