大統領を何年でも続けられた時代があった!?

 次期大統領になるドナルド・トランプは2期目なので、彼の政権は4年しか続かないと言われていますが、わりと最近になるまで大統領を2期しか務めることができないと憲法で定められていなかったのです。

初代アメリカの大統領であるジョージ・ワシントンは、生涯大統領となる選択肢を取らず、2期務めた後に3期目の大統領になろうとはしませんでした。その後も、その伝統は他の大統領に引き継がれ、3期目の大統領選挙に出馬しないというのが一般的な慣習になっていました。しかし、世界恐慌に陥ったアメリカをニューディール政策で救ったフランクリン・ルーズベルト大統領は違いました。ルーズベルト大統領は、圧倒的な人気があり、大統領選に出馬を続け、4期目の途中で亡くなるまで、大統領を務めました。

ルーズベルト大統領は、4期目の途中で亡くなりましたが、場合によっては45期と選挙に出続けることができる状態であったということが問題視されました。それを機に合衆国憲法修正第22条が制定され、1951年手続きが完了し、大統領は2期しか務められないことが憲法上明確になりました。

憲法改正をするには、かなりハードルが高いので、憲法を改正して、今後3期以上務める大統領が出る可能性は極めて低いと言ってよいでしょう。

アメリカでは、大統領が少なくとも8年ごとに入れ替わり、多くの場合、大統領が所属する政党が入れ替わるので、ビジネス界は、8年ごとの政策の転換を視野に入れながらビジネスをしてきました。しかし、ここにきて、大統領とその所属する政党が4年ごとに入れ替わっており、国の政策が180度転換してもビジネスがサステイナブルであるように備える必要性に迫られています。

Most popular posts

アメリカで法律はどうやって成立するのか?

本来の目的と違ってしまったかも?Reconciliation billとは何?

二つの予算局の違いは?― 行政管理予算局(OMB)と議会予算局(CBO)