Government Shutdown (政府閉鎖) とDebt Ceiling (債務上限)の問題は何処が違う?
アメリカでGovernment Shutdown (政府閉鎖)になるかもしれないと、ニュースで騒がれている時と、Debt Ceiling (債務上限)に達するのが近づいているとニュースで騒がれていることがあるが、この二つは別の問題であることを理解しておくのが重要です。実際に、今まで、政府閉鎖になったことは何回かありますが、債務上限に達してしまって、これ以上国が借金できなくなる状態に陥ったことはありません。
政府閉鎖をシンプルに説明してしまうと、連邦政府の資金拠出を許す法律が議会を通過しなかったために政府が支出できなくなり、重要性が高くない政府の職員が一時休職となり、政府サービスの提供が停止したり、重要性の高い政府の職員が、給料を支払われないまま働くことを求められることになります。これ自体深刻ではあるのですが、債務上限に達する影響に比較すれば、深刻度が低くなるので、一時的な政府閉鎖は、今まで何度か発生しています。
これに対して債務上限に達するということはこれ以上政府が国債などを発行することが出来なくなることを意味し、アメリカ政府が債務不履行(デフォルト)を起こしてしまう可能性が高くなります。これを回避するためには、議会が債務上限を引き上げるか、停止するか、債務上限を完全になくす決議をする必要があります。議会が、債務上限に達するのを避けるための合意が出来なかった場合、デフォルトになるという最悪のシナリオがあるので、実際に債務上限に達する前に議会によって問題が解決された場合でも、それが期限間近まで合意できなかったことによって、アメリカの国債の信用格付けが下がったことがあります。