レームダック・セッション?

 レームダック・セッション(Lame duck session)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。Lame duckのそのままの訳は、足を引きずってちゃんと歩けないアヒルという意味になります。ただ、この言葉をワシントンDCの政治関係者が使うと、11月の選挙が終わった後に、その選挙で選任された人に引き継がれるまでの期間の政治の話になります。議会のレームダック・セッションと言えば、選挙後に、次の会期が始まるまでの間のセッションのことをさします。現在の多数派の政党と、次の会期での多数派の政党が同じであれば、このレームダック・セッションはさほど問題にならないのですが、これが違う場合、レームダック・セッションで何かを達成しようとする現時点の多数派政党と次の会期まで何も決めさせないために頑張る次期の多数派政党の攻防が発生します。

今回の202411月の選挙では、上院議員の多数派政党と大統領が、民主党から共和党に変わったことで、バイデン大統領と民主党は上院のレームダック・セッションで、なるべく数多くの連邦裁判所の裁判官を任命してしまおうと躍起になっているようです。裁判官の任命は、一旦任命されると、次の大統領が解任することができないですから、その後、1020年単位で影響が及びます。未だにレーガン大統領時代に任命された裁判官もいたりします。

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